行動指針
1. 基本原則
- 事業活動に適用される国内外の法令や就業規則をはじめとする社内ルールを遵守します。
- 国際的なガイドラインや社会規範を尊重します。
- 当社グループに求められる企業倫理を十分に認識し、社会人としての良識をもって行動します。
- 健全で働きやすい職場づくりに努めます。
2. 社会・環境との関係
社会への貢献
事業拠点のある国や地域の文化・慣習を尊重し、事業活動を通じて社会の発展や持続可能な社会の実現に寄与します。
- 地域社会への協力、ボランティア活動などの社会貢献活動を大切にします。
- 社会の一員としての倫理観や公共性を意識した行動を行います。
寄附・献金の規制
寄附や献金は、地域および国際社会の健全な発展、文化の醸成、社会活動への賛同を趣旨として行います。寄附や献金を行う際には、事業拠点のある国や地域の法令・規範を遵守し、国際的な反腐敗原則※に従います。
- 寄附や献金は、権限規程などの社内ルールに従い事前承認を受けます。
- 違法な寄附や献金はもとより、政治・行政・団体等との癒着や誤解を招く行為を厳に慎み、健全かつ公正な関係づくりに努めます。
※ 反腐敗原則:国連腐敗防止条約
違法・不正組織等との関係遮断
組織犯罪やテロ活動、マネーロンダリング※、人身売買、汚職を行う団体、または国際的制裁対象となっている団体・個人との関係を一切持ちません。
それらの組織等に不当な要求や違法な働きかけを受けた場合でも、金銭やその他の利益を提供して解決を図ることはせず、毅然とした対応を行います。
- 不当な要求や違法な働きかけを受けた場合、あるいはそのような行為を見聞きした場合は、直ちに会社へ報告します。
- 新たな取引を開始する場合は、社内ルールに従って取引先の調査を行います。
- 良識ある行動を心がけることで、違法・不正な活動への関与を防ぎます。
※ マネーロンダリング:犯罪行為で得た資産を、出所を隠して、正当な資産であると見せようとする違法行為のこと
環境保全・気候変動への対応
事業活動において環境保護の重要性を認識し、国際的な環境基準や各国の環境関連法令を遵守します。環境方針の実践を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。
- 製商品のライフサイクルを通じて、環境負荷の低減に努めます。
- 気候変動への対応を社会的な重要課題と捉え、温室効果ガス排出量の削減に取り組みます。
- 不要な照明の消灯、空調の適正な温度管理、廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進、ペーパーレス化など、日常業務において省エネルギー・省資源を実践します。
輸出入関連法令の遵守
製商品・原料の輸出入にあたっては、国内外の関係法令に従い、正確な通関手続きと必要な申請・届出を行います。
- 経済制裁や輸出入規制の対象品を確認するとともに、必要な許認可を得ずに輸出入を行いません。
- 関係法令により規制される貨物・技術の輸出取引や役務提供取引については、国際情勢や安全保障リスクを考慮し、取引の可否を慎重に検討します。そのうえで、法令に従って必要な手続きを確実に実施します。
3. 顧客・取引先・競争会社との関係
製商品の安全性確保
研究、開発、調達、製造、保管、販売、輸送など、事業活動のすべての段階で安全性確保を最優先します。各国の法令および国際的な安全基準を理解し、適正に対応します。
- 社内の品質関連規程や基準を遵守します。
- 製商品の安全性に関する情報を入手した場合、速やかに事実を確認し、必要な対応を関係部署と連携して行います。
- 試験結果や品質データの改ざんを一切行わず、正確で透明性のある情報を提供します。
公正な競争
いかなる状況でも、カルテル、入札談合、価格操作、優越的地位の濫用など、各国の競争法や国際的な公正取引規範に違反せず、公正で自由な企業間競争を行います。
- 他社や第三者の営業秘密、知的財産、機密情報を不正な手段で取得しません。
- 取得の経緯に疑義がある情報を利用しません。
- 価格やコスト等、競争に関わる条件について、同業他社と情報交換は行いません。
購入先との適正取引と法令・国際基準の遵守
グループ調達方針に従い、購入先との取引は、良識と誠実さをもって、公平かつ公正に行うとともに、国際的な規範※を尊重し、責任ある調達活動を推進します。
- 品質、価格、納期、技術開発力、安定供給性、人権・環境・腐敗防止への取組みを総合的に評価し、最適な取引先を決定します。
- 特定の購入先に有利な待遇を与える不当な影響力を行使しません。
- 製造・役務委託においては、中小受託取引適正化法を含む関係法令やそれに準ずる各国法令を遵守し、支払遅延や不当な取引条件を排除します。
- 国際的なガイドライン※に沿い、人権尊重、環境保護、責任ある鉱物調達を推進します。
※ 国際的な規範やガイドライン:国連「ビジネスと人権に関する指導原則」、UNグローバル・コンパクト「10原則」、OECD紛争地域及び高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス
贈収賄防止と接待・贈答の適正化
公務員、政府関係者、国際機関職員、またはこれらに準じる者に対して、金銭、贈答品、接待、便宜供与など、いかなる形でも不当な利益を提供しません。取引先への接待・贈答は、各国の法令、国際的な腐敗防止規範に則ります。
- 必要な接待・贈答は権限規程等の社内ルールに基づき、事前承認を得ます。
- 顧客や取引先等から接待・贈答を受ける場合も、社会的に妥当な範囲を超えるものは受け取りません。常識を逸脱した贈答品は受領せず、速やかに返却します。
適正な広報活動
事実に基づいた正確で透明性のある情報を提供することで、社会やステークホルダーとの健全な関係を維持します。
- 虚偽や誤解を招く表現、他者を誹謗中傷する表現、差別的な用語を一切使用しません。
- 知的財産権(著作権・商標権・意匠権)を尊重し、権利の侵害を行いません。
- 危機対応や企業情報の発信に際しては、迅速かつ正確な情報提供を行います。
4. 株主・投資家との関係
適時・適切な情報開示と透明性の確保
株主や投資家等に対し、正確な財務情報やサステナビリティ等に関する非財務情報を、適時・適切に開示します。
- 各国の法令や開示基準を遵守します。
- 誤解を招く表現や不正確な情報を排除します。
- 経営理念・方針を明確に伝え、意見や批判を真摯に受け止めます。
インサイダー取引の禁止と情報管理
金融商品取引法やそれに準ずる各国法令、国際的な規範を遵守し、インサイダー取引防止や機密管理に関する社内規程を適切に運用します。
- 未公開の重要事実が正式に公表されるまで、それら関連する会社の株式等は売買しません。
- 未公開の重要事実は、家族や知人、第三者へ公開しません。
- 当社株式を売買する場合は、社内規程に従い、必要な事前届け出を行います。
- 個人的な利益を得ない場合や中間に人を介在させる場合であっても、インサイダー取引は許されないことを理解し、決して行いません。
5. 役職員間の関係
人権尊重と差別の禁止
国際的な人権規範※を尊重し、当社グループの人権方針を遵守します。
- 出生、国籍、人種、民族、信条、宗教、性別、年齢、障がい、性的指向、ジェンダーアイデンティティ、学歴などに基づく差別を一切行いません。
- 暴力、脅迫、罵声、誹謗中傷、いじめなど、人権を侵害する行為を行いません。
- 多様性を尊重し、互いを認め合い協力できる職場づくりに努めます。
※ 国際的な人権規範:世界人権宣言、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」
ハラスメントの防止
普段から相手の立場を考えた言動をとり、ハラスメントのない快適な職場環境づくりに努めます。
- パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児・介護に関する嫌がらせ、差別的言動、オンライン上の嫌がらせをはじめ、いかなる形態のハラスメントも行いません。
- ハラスメントを見聞きした場合や被害を受けた場合は、速やかに上長または社内窓口に相談・報告します。
- ハラスメントについて相談した人や事実を述べた人に対して、不利益な取扱いは一切行いません。
個人情報とプライバシーの保護
各国の法令や国際的な規範※を遵守し、個人情報保護に関する社内規程を適切に運用します。
- 業務上知り得た役職員や社外関係者の個人情報・プライバシー情報を、業務目的の範囲内でのみ適切に利用します。
- 個人情報を外部に漏えいしないよう、社内規程に従い厳重に管理します。
- 同意なく目的外利用を行わず、必要最小限の情報のみを取り扱います。
※ 国際的な規範:OECDプライバシーガイドライン、EU一般データ保護規則(GDPR)
職場の安全衛生と健康の確保
国際的な労働安全衛生基準※や各国の法令を遵守し、安全衛生に関する社内規程に従い安全で衛生的な職場環境を維持します。身体的安全だけでなく、メンタルヘルスや健康維持・増進にも配慮します。
- 安全・衛生についてのリスク評価を行い、事故や災害を防止するため、是正・予防措置を徹底します。
- 万一、事故や災害が発生した場合は、被害を最小限に抑え、速やかに報告します。
- 会社が定める健康診断やストレスチェックを確実に受診し、心身の健康維持に努めます。
※ 国際的な労働安全衛生基準: ILO(国際労働機関)の各種条約・勧告、例えば中核的労働基準
労働関係法令の遵守と働きやすい職場づくり
国際的な労働基準※、勤務地の労働法令および会社の就業規則を遵守し、働きやすい健全な職場環境の維持に努めます。児童労働や強制労働は一切行いません。
- 就業規則や服務規律に関する社内規程を遵守し、禁止行為はもとより、職場の秩序を乱す行為はしません。
- 就業規則や関連する社内規程を遵守し、勤怠届をはじめ、必要な届出を適正に行います。
- ワークライフバランスを尊重し、柔軟な働き方や休暇取得を推進します。
- 経営管理職や上長は、部下の心身の健康状態に常に留意し、必要な支援を行います。
※ 国際的な労働基準: ILO(国際労働機関)の各種条約・勧告、例えば中核的労働基準
公平・公正な処遇および職場づくり
差別や不合理な格差のない公平・公正な処遇を行います。人事・評価・昇進は、能力・成果・適性に基づき、透明性と合理性を確保します。経営管理職や人事担当者は、自己の利益や偏見に基づく判断を排し、全体最適を意識して行動します。
- 差別や不合理な格差を助長しないよう、互いを尊重して行動します。
- 業務において、能力・成果・適性を正しく評価されるよう、誠実に取り組みます。
- 自己の利益や偏見に基づく言動を避け、組織全体の協力と信頼を重視します。
6. 会社資産・情報・技術との関係
適正な会計処理と財務報告
各国の法令や社内規程を遵守し、適正な会計処理のもとに適時・適切な財務報告を行います。
- 会計帳簿や伝票への記載を正確かつ誠実に行います。
- 虚偽や架空の記載、簿外資産の計上、利益操作、データ改ざんなど、不正な行為を一切行いません。
利益相反の禁止
会社の事前承認なく、自らの利益のために、会社の不利益となる行為や取引を行うことはしません。
- 会社の利益と個人の利益が対立する活動は行いません。
- 会社の不利益となる競合企業や取引先のための活動は行いません。
- 当社の取引先として事業を行いません。
職場における政治・宗教活動の禁止と中立性の確保
国際的な人権規範を尊重し、個人の信条や信仰の自由を認めつつ、職場の中立性と健全な業務環境を維持します。
- 職場において政治活動や宗教活動を行いません。就業時間中はもちろん、会社の資源(メール、会議室、システム)を利用して政治・宗教活動を行うことを禁止します。
- 政治団体への勧誘、選挙活動、宗教団体への勧誘、信条の押しつけ、寄附の依頼、パンフレット配布など、職場環境を害する行為を一切行いません。
企業機密と情報資産の適切な管理
各国の法令、社内規程を遵守し、情報セキュリティの基本原則※に基づき、企業機密や情報資産を適切に管理します。
- 自社および他社の機密情報は、業務目的以外で使用せず、無断で社外に開示・漏えいしません。
- 機密情報を社外に開示する場合は、機密保持契約を締結し、予期せぬ漏えい防止策を講じます。
- 退職時には社内規程に従い、退職後も会社の機密情報や社外から入手した機密情報を保有・漏えい・使用しません。
※ 情報セキュリティ基本原則:「機密性=秘密を守る」「完全性=正確性を保つ」「可用性=必要なときに利用できる」
会社資産の適切な使用と保護
各国の法令および固定資産管理に関する社内規程を遵守し、会社の資産(有形・無形)を効率的かつ適切に使用します。
- 資産を常に利用可能な状態に保ちます。
- 減失、毀損、盗難を防ぐために資産を適切に保護・管理します。
- 個人的な目的で会社の資産や経費を使用せず、不正な持ち出しや横領を一切行いません。
情報システムの適切な使用
情報セキュリティに関する社内規程を遵守し、インシデントの発生を防止します。
- 会社の情報システム(ネットワーク、クラウド、モバイル端末、AIツールを含む)を業務目的のみに使用し、個人的な目的で使用しません。
- IDやパスワードは厳重に管理し、社外への漏えいや不正利用を防ぎます。
- 他人のIDやパスワードを盗用したり、他人のシステムに不正アクセスしたりしません。
- 情報セキュリティに関するリテラシーを高め、サイバー攻撃やマルウェア感染を防ぐための適切な行動を心がけます。
知的財産の保護と適正利用
各国の法令を遵守し、知的財産(特許、商標、著作権、意匠、営業秘密など)の保護及び適正な利用を行います。
- 研究開発や製造における発明は速やかに権利化を行います。
- 第三者の知的財産権を尊重し、利用にあたっては適切なライセンス契約を締結します。
- オープンソースソフトウェアやAI生成物を利用する場合も、関連するライセンスや法令を遵守します。
ソーシャルメディアの適正な利用
利用に関する社内規程を遵守し、当社グループの信頼と情報資産を守ることを最優先します。私的利用であっても、会社や第三者の権利を侵害せず、社会的責任を意識した行動を心がけます。
- 許可なく労働時間中に、ソーシャルメディアの私的利用は行いません。
- 許可なく当社グループの製商品、ロゴ、イメージ、文書等を転載しません。
- 社グループを代表する、あるいは代表していると誤解を招くようないかなる発信も行いません。
- 当社グループの機密情報が漏えいしないように、情報セキュリティに関する社内規程を遵守します。