「価値あるもの」を生み出す技術力

ジルコニウムの可能性×当社の技術力

当社グループは「価値あるもの」の供給を通して、持続可能な社会に貢献します。「価値あるもの」の「価値」とは機能だけではありません。あまり知られていませんが、ジルコニアはリチウムイオン二次電池(LiB)に高い安全性(「社会価値」)や長寿命化による廃棄物削減(「環境価値」)といった機能以外の「価値」を付加する稀有な材料です。LiBの正極材に添加または表面コートすることで、劣化の原因となる電解液の分解や正極材成分の溶出を低減します。その効果が評価され、従前より正極材メーカーに採用いただいています。昨今、自動車の電動化に伴い、省スペースで高容量な電池を実現するため、正極材にはより一層の高い機能が求められています。同時に電池の安全性や寿命との両立が重要課題となっていることは、報道されているとおり明らかです。

LiB正極添加剤「DKZ-366」を新規開発

新製品は、独自の粉末制御技術により、高い分散性を実現しました。より微細で均一な粒子により、理想的に正極材を保護し、劣化を抑制します。同品を添加したコインセルによる実験では、100回の繰返し充放電で、約40%もの電池の長寿命化が確認できています。加えて新製品は、金属異物の含有量を従来の1/10以下(同社比)にまで低減し、充放電中の金属異物の溶出や短絡による異常発熱や発火リスクを大きく低減させました。新製品は、LiB 全般に効果がありますが、特に容量の大きいLiBで効果が際立つことから、今後は電気自動車など車載用に積極展開していく予定です。


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