福井事業所は2006年 10月、福井県福井市に新設されました。江津事業所が自動車排ガス浄化触媒用材料を中心に生産拠点となっているのに対して、同事業所は高純度酸化ジルコニウムと、レアアースなどの複合酸化物を製造しています。これらは工場内のどのラインでも生産が可能で、需要に応じた柔軟な生産体制を整えています。生産量は当社最大で、自動車排ガス浄化触媒用材料、ファインセラミックス、セラミックコンデンサーに使用される電子材料、燃料電池、2次電池、自動車用酸素センサーなど、全品目の8~9割をカバーしています。加えて、敷地内に研修・分析センターを設置し、生産だけでなく社内研修による人材育成や製品検査を強化。福井事業所を一大拠点と進化させていく予定です。また、同センターは自然災害などで本社が機能不全に陥った際、本社に代わって司令塔の役割を果たす、BCPの拠点としての機能も備えています。
研修・分析センター