私たちは
上場
2018年6月に東京証券取引所市場第一部に指定、2022年4月に同プライム市場に移行しました。
設立
半世紀以上にわたって、ジルコニウム化合物の特性解明とその応用開発に取り組んできました。
ジルコニウムとは
ジルコニウムは、結合する物質や結晶構造によって、多様な特性や機能を発揮します。たとえば、優れた圧電性・誘電性・イオン伝導性を形成したり、金属の様な高強度・高靭性・耐薬品性・耐磨耗性を持ったセラミックスをつくることができます。
しかしながら、その特性や機能はまだまだ未解明な部分が多く、発展途上の材料といえます。当社では、それぞれの性質の研究を進め、ジルコニウムの可能性を追求しています。
ジルコニウム化合物は、製法や結合する物質、結晶構造によって異なる特性を持つことから、現代社会になくてはならない「無限の可能性を秘めた期待の素材」として注目されています。当社では、お客様のご要望にあわせ、特性を様々にカスタマイズした素材を製造・販売しています。
市場
成り立ち
社名には「稀元素類を専門に扱う会社として一番であり続ける」という思いが込められています。その歴史は、若き研究者であった創業者の情熱から始まりました。
創業当時、ジルコニウムには使い道も需要もなく、手がける企業はありません。しかし、物質としての可能性を信じた創業者は「誰も手をつけていないからこそ、我々がやる」と決意。第一稀元素の歩みは、ジルコニウムの特性解明の歴史そのものでした。
コンデンサの原料として、部品の小型化、高性能化に貢献
生体適性、高強度、高靱性、耐摩耗性などが求められる製品用途として開発
環境への意識の高まりに応え、触媒性能の高い製品を開発
耐熱性、電気特性を両立する素材としてジルコニウムに注目が集まる
生産体制
第一稀元素は、ジルコニウムの原鉱石から製品までをグループ内で一貫生産できる世界で唯一の企業です。生産拠点を日本、ベトナム、中国に置き、独自の原材料調達ルートを確保することでサプライチェーンを複線化し、製品の安定的な供給を実現しています。
第一稀元素では、お客様のニーズに合わせ、製品によって「湿式法」「乾式法」の2つの製法を使い分けています。2つの製法に対応しているジルコニウム化合物のメーカーは非常に少なく、第一稀元素の強みの一つになっています。
湿式法 | 乾式法 | |
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主な製造工程 | 化学反応 | 溶融、粉砕、分級 |
特徴 | 多様な物性要求に対応可能 | 独自の粉体加工技術で特殊品に対応可能 |
主要用途 | ファインセラミックス、触媒、電子材料 | 耐火物、ブレーキ材 |
ネットワーク
第一稀元素の製品は、世界中に供給されています。海外販売比率の高まりをうけ、日本に加え、中国、タイ、アメリカにも販売拠点を開設。日々、お客様のニーズにお応えし続けています。
社会の一員として
第一稀元素が創業以来大切にしている経営理念“三価値”の実践は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の基本となる考え方と軌を一つにします。私たち第一稀元素は、“世に価値あるもの(製品・サービス)を供給し続ける”ことを通して、持続可能な社会の発展に貢献します。